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"大腿骨頸部骨折は折れ方の違いで手術方法が異なる 原因から予後まで" を YouTube で見る

大腿骨は股関節からすぐのところ(大腿骨頸部)で曲がっています。人間はその曲がった大腿骨で体を支えていますが、曲がったところは転倒や転落の時に外力が集中しやすく、骨折しやすいのです。
この骨折は骨粗鬆症で骨がもろくなった高齢者に多いこと有名ですが年間10数万人が受傷し、多くの方が骨折をきっかけに寝たきり、閉じこもりになってしまうので社会問題となっています。
医学的には、病態が大きく異なりますので、関節の中で折れる場合(大腿骨頸部内側骨折)とそれよりもう少し膝側の関節外で折れる場合(大腿骨頸部外側骨折)の2つに分けて考えます。
頸部内側骨折は、骨粗鬆症がある場合、ちょっと脚を捻ったぐらいでも発生します。よくあるのは高齢者が何日か前から足の付け根を痛がっていたが、ある時急に立てなくなったというエピソードです。おそらく立てなくなった時、骨折部で“ずれ”が生じたのでしょう。一方外側骨折は、明らかな転倒・転落で発生します。
両者の大きな違いは、内側骨折は血液循環が悪いため骨癒合が得られにくいが、その一方関節内のため周りにスペースがなく内出血も少ないことに比べ、外側骨折は骨癒合は得やすいが、受傷時の外力も大きく、内出血もするため全身状態に影響が出やすいということです。
2007年の日本での大腿骨頚部・転子部骨折の年間発生数は約15万例で、発生率は40歳から年齢とともに増加し、70歳をすぎると急激に増加しており、ご高齢の方での発生率は男性より女性のほうが高いという調査結果が出ています。
この頸部骨折は折れる部位によって手術方法が異なります。その方法や予防について解説しています。


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